ロシアの18歳の異才ピアニスト
Andrei KOROBEINIKOV
アンドレイ・コロベイニコフ


撮影:斉木彰(2004年7月/ペキンにて)

●1986年7月10日モスクワ地方Dolgoprudny生まれの男性。
●1991年(5歳)でピアノの勉強を開始し、1994年5月(7歳)には
第3回チャイコフスキー記念地方対抗青年音楽コンクールで優
勝して注目を集めた。1995年3月(8歳)第2回イグムノフ記念全
ロシア青年ピアノコンクール優勝、1998年8月(12歳)イタリア
の第27回セニガリア市国際青年ピアノコンクール優勝、1999年
1月(12歳)第3回「ロシアの若き天才たち」全ロシア青年音楽
コンクール優勝、2000年3月(13歳)アメリカ合衆国の第19回イ
ザベル・ションティ記念国際ピアノ協奏曲コンクール18歳以下
の部優勝(一般の部第2位、全楽器の部第3位)、2002年10月
(16歳)オランダの第2回エンスヘーデ若い音楽家のための国際
コンクールでユニーク賞など、国内外のコンクールで入賞(多
くは優勝または第3位以内)を続けている。
●2001年9月(15歳)にはチャイコフスキー記念国立モスクワ音
楽院に入学し、アンドレイ・ディエフ(1986年東京国際ピアノ
コンクール優勝)に師事。2003年12月(17歳)には同音楽院の全
学ピアノコンクールで第1位。
●これまでにロシア国内各地のほか11か国で演奏会を開き、
国立モスクワ交響楽団を始め国内外の多くのオーケストラと
共演した。
●2004年6月(17歳)にはモスクワでの第3回スクリャビン記念
国際ピアノコンクールに優勝。その結果、ロシア国内各地の
ほか、日本から帰国直後の11月16日にはパリ・エコール・ノ
ルマル音楽院の由緒あるサル・コルトーで演奏会を開く。
●一般教育では1998年9月(12歳)モスクワのヨーロッパ法科
大学に入学。2003年7月(17歳)に卒業し、弁護士・検事・判事
になる資格を取得。2003年秋からは同大学講師として「国家
と法」、「土地法」、「知的所有権法」を講義し、11月から
は国立モスクワ大学大学院法学研究科修士課程で研究も続け
ている。
●ロシア語のほか、英語、イタリア語、国際共通語エスペラ
ントを話す。
●今回の来日は、エスペラントを通じての日本の友人たちの
「日本での異文化体験を、音楽家として、また人間としての
成長の糧にしてほしい」との期待を込めた招きによる。

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